こんにちは。
子どもが不登校になり、仕事を休職して不登校解決に奮闘するれんのパパ(@futoukounopapa)です。
行きたくないの行かせようとするのはかわいそうだな。
いろんなホームページにも無理に行かせる必要は無いって書いてあるし・・・。
わが子が不登校になり、色々と解決に向けて取り組んでもなかなか行けるようにならない日々が続くと、このように考えるようになってきました。
このページでは、
子どもは学校に行きたく無いのか
学校に行けるようになりたいのか
行きたくないのを行かせようとしなくていいのか
など、分かりやすく解説しています。
行きたくない時もあるし、行きたい時もある
まず、子どもは常に学校に行きたくないと思っているのでしょうか。
行き渋りから始まり、大きく改善した現在までの様子から考えられるのは、
- 学校なんか行きたくない
- ちょっと学校が気になるな
- 学校に行けるようになりたい
- やっぱり学校行きたくない
このように気持ちが移り変わっているのではないかと思います。
大人でも「仕事に行きたくない」時もあれば、「よし頑張ろう」という時もありますよね。
親としては、子どもが今どのような気持ちなのかをくみ取って、子どもの気持ちに合わせた対応が求められるのではないかと思います。
行きたくない時は何をやっても行かない
うちの子の場合、全く学校に行かなくなってからは、
れん、今日はどうする・・・?
少しでいいから学校行ってみない?
・・・・・。
という感じで、気を使いながら声をかけても反応が無く、全く学校へ行きそうにない時期がありました。
しかし、とにかく毎日家からは出そうと思い、水族館、動物園、映画館、外食、テーマパークなどに誘い、本人も喜んで誘いにのってきました。
そのような場所へ出かけると、学校に行っていた頃と同じように元気に楽しんでいました。
しかし、翌日の朝になると、黙り込んで全く学校に行きそうにありません。
そのような日々が続き、私の頭の中では
何をしても、もう学校には行かないのかな
「行く、行かない」について尋ねることはもう意味がない
むしろ学校についての話題はしない方がいいのかな
と思っていました。
行きたい時は行けるようになりたい
しかし、3月になり学年最後の月になった頃、本人に少しだけ変化がありました。
それまで私はあきらめきれずにほぼ毎日、声かけはしていました。
その理由としては、
- 声かけが無くなると、本人は親からあきらめられたと思うのでは
- 子どもにとって唯一の社会とのつながりをつなぎ留めておきたかった
- 私があきらめきれず、何かしらきっかけを探し続けていた
という理由からでした。
ある日、こちらからの声かけに対し、少しだけ前向きな雰囲気があったため、これはプッシュしてみようと思い、
学校の駐車場まで車で行ってみない?車に乗ったままでいいからさ。
・・・・・。絶対だよ・・・。絶対に車から降りないから。
このあと、「絶対に車を降りない」「教室に連れて行こうとしない」など何度も約束させられました。
その後、約束通りに学校の駐車場でUターンして帰っただけでしたが、達成感があったのか少し嬉しそうでした。
また、グラウンドでの体育の授業がかなり気になっている素振りで見ていました。
このような姿を見て、
今は行きたくないのではなく、行きたいけど行けない
のだと感じました。
本人も学校行けないまま学年が上がり、クラス替えがあるのが嫌だったのかもしれません。
なお、この日から全く行けない日々が大きく改善していきました。
親として行かせないのが正解?無理にでも行かせるのが正解?
不登校についてインターネットで調べると、無理に行かせる必要はないとのフレーズがよく出てきます。
本当にそれでいいのでしょうか。
これについては私は親として常に葛藤し、悩み続けました。
「無理に行かせる必要はない」は親があきらめる時に使う言い訳?
一切学校に行かなくなってからの数ヶ月は何を言っても、何をやっても全く学校に行きそうにありませんでした。
そのような時に無理に行かせる必要はないとのフレーズを目にすると、
そうだよね、行きたくないのに無理に行かせるのは可哀そうだよね。
と思う時もありました。
今、振り返ると再登校をあきらめる事を正当化しようとしていたのだと思います。
しかし、親が再登校を行かせようとしないままだと改善することは無いと思います。
不登校を改善された親や専門的な方のお話しを聞くと、やはり親が動かないと、子どもも動きません。
わが家の場合も、不登校に関する本を数多く読み、不登校を改善された親や専門的な方のお話を聞き、あきらめずに行動し続ける事で改善することができました。
そもそも無理やりに行かせるのは無理
私は有給休暇が無くなってしまい、人事部門に相談すると、辞めるのか、欠勤扱いで処分を受けるかどちらかを迫られて、行き詰っていた時期がありました。
その時は、力ずくで引っ張ってでも無理やり学校に連れて行こうとしましたが、涙を流しながらソファのフレームをグッと掴んで離さず、家から出すことさえ無理でした。
本当に学校に行きたくないのであれば、全力で拒否してくるので無理やり行かせるのは不可能だと思いました。
逆に登校を促して、しぶしぶ学校に行くのであれば、「心底行きたくないわけではない」「無理に行かせているのではない」と思えるようになり、罪悪感を抱かなくていいと考えるようになりました。
まとめ
「行きたくないのを無理に行かせる必要は無いかな」と親が諦めると子どもは動きません。
むしろ、子どもは親から諦められたと思い、学校に行こうという気持ちが無くなるのではないかと思います。
子どもの気持ちをくみ取りながら、親が諦めずに努力を続けると、きっと子どもは動き出します。
様々な手を使って子どもが動き出すのを後押ししましょう。
ただし、学校に行かせるのに必死になりすぎて本人を否定するような言葉や見放すような言葉を使うのはNGです。
例えば、
学校行かないれんは好きじゃない
とか
なんで〇〇君みたいに毎日学校行けないの?
とか
いつまで学校休む気?もう、勝手にしなさい!
などのように行かせようとして、つい否定的な言葉を使うと、ますます学校に行きたくなくなります。
学校に行くようになるには、自己肯定感がカギです。
否定的な言葉のような子どもの自己肯定感を下げるような言葉は使わないように気を付けましょう。